カレーは、「どんな食べものなのか」と問うには、あまりにも身近で普及している料理と言えます。日本に伝わったのは開国語、明治維新後のヨーロッパからの情報・文化の流入がきっかけですが、今や発展や進化を遂げて、「日本食」の一種として確立されています。
カレールウを用いて作るカレーは、ときには外国の人々からも好まれる「日本のカレー」として、インドのカレーとはジャンルを異にする料理なのです。カレーの本場であるインド人からも「香りがちょっと少ないがおいしい」という評を聞く事ができるという日本のカレー。
外国から入ってきたスパイスを上手に使い、日本人の口に合うように変化させ、カレー文化になじみがある外国人からも評価されるカレーは、どのように育てられてきたのでしょうか。
それをたどることで、日本人がカレー好きな理由の片鱗がみえてくるかもしれません。
ここでは、まず日本における「カレー文化」と歴史についてまとめていきます。
・「カレー」とは「何」か。
・日本に伝わるまで。イギリスでの浸透
・はじめての、カレーとの遭遇
・カレー食のひろがり