イギリスに複合スパイスが持ち込まれ、やがて、具材を煮込んだスープにひとさじ入れればカレーが出来上がるというカレー粉が生まれました。イギリスの一般家庭でも1800年代後半にはすでにメニューとして広まっています。
日本のカレーは、インドからではなくこのイギリスを通じてやってきました。
ではそれは、いつごろ、どのような形で入ってきたのでしょう。
ここでは、日本人とカレーのはじめての「出会い」から、レシピの紹介、そして食文化の中に組み込まれていく流れを紹介していきます。
日本で初めてレシピが紹介された書物が刊行されたのが1872年です。海を隔てたヨーロッパから入ってきたことや、本国イギリスでカレーが広まった時期を考えると、日本に伝えられたのは、まだそう歴史の浅い、いわば「新しい料理」であったとも言えるでしょう。
次のページからは下の事柄についてお話していきましょう。
・はじめての、カレーとの遭遇
・はじめての料理本での紹介。
・カレーライスの広まり。
・ジャガイモ、ニンジン、タマネギの登場
・国産カレー粉、カレールウの誕生
・カレー好きな日本人、さまざまな応用